Chapter.02
合格ラインの、その先まで試験する。
H氏に聞く
ASSURANCE
もしものとき「録画できていてよかった」
と思っていただくために。
ドライブレコーダーは、万が一の事故やトラブルの瞬間を記録するための製品です。だからこそコムテックでは、「録画できていてよかった」と思っていただける製品づくりを追求しています。決められた試験をこなすだけでは、本当の意味で品質に自信があるとは言えません。私たちは実際の使用環境を想定し、ときには基準を超える厳しい条件で評価を行いながら、万が一の瞬間にも安心してお使いいただける製品づくりを追求しています。
あらゆる環境を想定し、その環境を試験機で再現して評価をしたり、ほんの少しでも気になった点があればその小さな気づきを見逃さず一つひとつ丁寧に確認し、解消していくこと。これが、お客様への信頼につながると信じています。
EXTREME
炎天下の車内、ドライブレコーダーは本当に大丈夫?
夏場の高温でも品質を守るため、どのような試験をされているんですか?
まず重要なのが「高温作動試験」です。
これは真夏の車内環境を恒温槽※で再現し、実際に製品を作動させながら行う試験になります。高温の環境でも製品仕様通りの動作をすることを確認しています。私たちが試験で確認しているのは、単に電源が入るかどうかではありません。
ドライブレコーダーとして最も大切な「録画が正常に行われているか」を重点的に確認しています。当社のドライブレコーダーには一定温度を超えた時には録画を安全に停止させる「フェールセーフ」機能が付いているため、この機能が働くかどうかもチェックしています。これにより記録データを守ることにもつながります。
※高温環境、低温環境等、正確な温度環境を作り出すことを目的とした装置
ドライブレコーダーも精密機器ですから耐熱に関しては品質に大きな影響が
ありそうですね。ほかにはどのような試験を行っているのでしょうか?
「高温放置試験」があります。これは、真夏の高温環境で保管された状態を想定した試験です。製品を規定の高温環境に一定期間置き、保管中に受ける熱の影響を再現し耐久性を評価する試験です。その後、熱による変形や劣化が起きていないかを確認するとともに、実際に動作させながら機能や性能に問題がないかを検証しています。使用中だけでなく、使用していない状態も含めて安心してお使いいただける品質を目指し、こうした試験を行っています。
さらにもう一つ、独自で「高温耐久試験」も行っています。これは、フロントガラスにサンシェードを挟んだ時のような、ガラスとシェードの間に熱がこもる非常に過酷な環境を想定した試験です。
それは、保証範囲を超えた環境で試験を行っている、ということでしょうか。
そうです。保証範囲を超えた環境にはなりますが、あえて「高温耐久試験」として取り組んでいます。コムテックでは、合格したら終わりではありません。合格基準をクリアした後もさらに負荷をかけ、どこが弱くなるのか、どのように劣化していくのかを確認します。限界を知ることで、次の製品をさらに強くする。
そのため私たちは、合格ラインを超えた先でも評価を続けています。その積み重ねが品質向上につながっています。たとえば、夏の駐車時にはガラス面が50〜60℃に達することがありますが、この時には製品内部はそれ以上の高温状態になる事もあります。その状態下でどこに負荷がかかっているかを把握し、温度が上がらない設計をする。評価するだけで終わらず開発部門にフィードバックして改善に繋げているのです。現状維持ではなく、保証範囲の一歩先まで踏み込むことで、より良い製品を目指しています。
ここまでお話を聞いていると、品質は試験設備や評価方法によって
支えられているように感じます。
もちろん試験設備も重要です。しかし、どんな試験をするかを考え、少しの違和感にも気付き、納得するまで確認するのは人です。
同じ試験結果を見ても、「問題なし」で終わるのか、「なぜこうなったのか」を追究するのかで品質は大きく変わります。だから私は、品質を守る最後の砦は人だと思っています。
ドライブレコーダーに求められる使命を誰よりも理解しているからこそ、「録画できていてよかった」と思っていただける製品でありたい。その想いが、私たちの品質へのこだわりの原点です。
CONFIDENCE
だから私は、自社製品を勧めます
友人が車を買い替えたときなど、おすすめのドライブレコーダーを教えてと聞かれることがあります。
そんな時、私は迷わず自社の製品を勧めます。
それは会社の人間だからではありません。
実際に品質を確認し、納得できるまで評価を重ね、その過程を自分自身が見てきたからです。
もし問題のある製品が市場に出てしまえば、それは自分たちの責任です。
だからこそ、一つひとつの評価に妥協はできません。
「万が一の瞬間を記録する。」
その当たり前を守るために、これからも品質と真剣に向き合い続けます。
そして、お客様に安心してご利用頂ける製品を今後も届け続けたいと思います。
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